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FujiiTomohiro Photography Diary

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東北地方太平洋沖地震

地震が起きた時、私は秋葉原にある某誌編集部にいました。
尋常ではない揺れの大きさに、初めて地震で身の危険を感じました。

最初の揺れが治まると、みんなで階段を下りて外へ。
秋葉原は騒然としていました。
再び大きな揺れがあると、悲鳴も聞こえてきました。
ゆらゆらと揺れる建物を見ると、ゾッとしたほど。

その後、しばらく外にいましたが、寒いので編集部がある建物の1階で様子見。
当然、この後の仕事はすべて延期になったので、電車が動いたら帰ろうかと思いました。
ところが再開の見込みはなし。
タクシー乗り場も長蛇の列だとか。

夕方5時半近く、待っていても仕方がないと判断し、意を決して自宅まで歩くことにしました。
iPhoneのマップを使って道を調べ、いざ出発。
電車はすべて止まっているため、歩道は大勢の人が歩いています。
それは、まるでコンサートやスポーツの試合の後のよう。
途中、レンタカーのお店の前を通ると、こちらも長い列ができていました。
携帯も通じにくく、数少ない公衆電話ボックスも長蛇の列です。

歩くこと約2時間半、夜8時近くになって、やっと自宅にたどり着きました。
心配なのが自宅の様子。
恐る恐る玄関のドアを開けてみると・・・たしかにいろいろ物が床に散乱しています。
しかし幸いなことに、ガラス類や食器など、割れ物は無事。
パソコンや外付けハードディスクも問題ありませんでした。

ただ・・・仕事部屋を見てみると、ライカD III とローライフレックス2.8Fが機材ロッカーから床に落ちていました。
D III は底ブタの角が少し凹んだだけで済みましたが、ローライはピントノブにヒビが入ってしまいました。
落ち着いてら、フィルムを入れて、テスト撮影をするつもりです。

まだ余震が続いて不安な夜ですが、とりあえず家族、親戚は無事なのでホッとしました。


写真は地震直後の秋葉原。
東北地方太平洋沖地震_c0030685_057576.jpg

by fujiitomohiro | 2011-03-12 00:57
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フォトグラファー、藤井智弘。「近所から海外まで」街を歩いて写真を撮っています。(公社)日本写真家協会(JPS)会員。お仕事のご依頼はホームページのフォーム、またはTwitter、InstagramのDMからお願いいたします。


by fujiitomohiro
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