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FujiiTomohiro Photography Diary

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日帰りでドイツ

今回のフランスの旅で、前半に滞在したストラスブールは、ドイツとの国境近くの街。
ライン川を渡ればドイツです。
それならば、と足を伸ばして日帰りでドイツにも行くことにしました。

訪れた街はフライブルク。
環境先進都市として有名なようです。

ストラスブールからは、フランスの普通列車、TERに乗り、まずは国境を越えてオッフェンブルク駅へ。
そしてドイツの鉄道、DBに乗り換えてフライブルクへ向かいます。
ストラスブールからフライブルクまでは、約1時間半。
ただ国境を越えるといっても、EU圏内なのでパスポートチェックなどは何も無し。
東京都から多摩川を渡ると神奈川県、という感覚です。

ライン川を渡ってすぐの駅で、学校の授業なのか遠足なのか、多くの子供たちが列車に乗ってきました。
その子供たちが話している言葉はドイツ語。
川を渡っただけで国も言葉も変わるのは、日本では体験できない不思議な気分でした。

フライブルクは、ストラスブールのように木組みの家もありますが、やはりどこかフランスとは違います。
歴史を感じる街並みながら、近代的な路面電車がたくさん走っていて、環境都市を感じさせます。

夕食後にフランスに戻ろうと、大聖堂前の広場にあるお店で食事をしていたら、突然の雷雨。
スコールのような土砂降りのため、お店で雨宿り。
しばらく待って、ようやく小雨になり、フライブルク中央駅から帰ることにしました。

オッフェンブルク駅行きの鉄道は、ドイツの高速列車、ICE(イー・ツェー・エー)。
一度乗ってみたかったので、感激しながら乗り込むと、どうも様子がおかしい。
この列車は、自分が乗ろうとしていたICEのひとつ前の列車。
雷雨が影響したのか、なんと運行を見合わせているのです。
他の乗客も退屈そうにしていたり、早く動かないかとそわそわしていたり。
車内アナウンスもドイツ語のみなので、どんな状況なのか全くわかりません。
1時間くらい車内で待ったでしょうか、ようやく発車しました。

オッフェンブルクに到着したのは、21時15分頃。
ストラスブール行きの列車が行ったばかりでした。
仕方ないので次の列車待ち。
構内の時刻表を見てみると、次は23時25分頃。
駅で2時間も待たなくてはなりません。

特に何もすることもなく、ひたすらホームのベンチに座って待ちます。
静かなホームでじっとしていると、ストラスブールにちゃんと帰れるのかと、不安な気持ちにもなってきます。

幸い、列車は時刻通りに来て、無事ストラスブールに戻れました。
ホテルに入ったのは、午前0時。
フランス語が大してわかるわけではないのに、フランス語が聞こえた時はホッとしました。

その時はハラハラ、ドキドキでしたが、帰国した今では、それも楽しい思い出になりました。


フライブルクのマルティン塔。
日帰りでドイツ_c0030685_18533394.jpg


やはりドイツを訪れたのですから、ソーセージは食べなくては。もちろんドイツビールやドイツワインも味わいました。
日帰りでドイツ_c0030685_18542087.jpg


21時30分頃のオッフェンブルク駅。本当なら21時にはストラスブールに戻っているはずだったのに、フライブルクからの列車が大きく遅れたため、2時間も駅で待つことに。ストラスブール行きの列車がちゃんと来るのか、ドキドキでした。
日帰りでドイツ_c0030685_18583664.jpg

by fujiitomohiro | 2011-07-20 18:58 | ドイツ Germany
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フォトグラファー、藤井智弘。「近所から海外まで」街を歩いて写真を撮っています。(公社)日本写真家協会(JPS)会員。お仕事のご依頼はホームページのフォーム、またはTwitter、InstagramのDMからお願いいたします。


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