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カテゴリ:アート

プラド美術館展

東京都美術館へ「プラド美術館展」に行ってきた。
ずっと行こうと思っていたが、なかなか行けず、ようやく見ることができた。

スペインを代表する画家、ベラスケスやゴヤ、エル・グレコ、さらにルーベンスやティツィアーノ、ブーシェなどの作品が展示されていた。
どれも素晴らしい作品だ。今まで名前を知らなかった画家の作品も多かったが、特に静物画は実にリアルで美しかった。

ここで展示されていたのは17世紀頃の作品が中心。印象派以前だ。
日本では印象派の人気が高いが、どうも私は印象派以前の作品の方が好きだ。
やはりプラド美術館展を見ていても、改めてそう感じた。

他にも行きたい展覧会はいくつもあるのだが、全部行けるだろうか…。


ティツィアーノ 「アモールと音楽にくつろぐヴィーナス(ヴィーナスとオルガン奏者)」 1555年頃
by fujiitomohiro | 2006-06-18 21:37 | アート

瞬間の記憶

渋谷の映画館、ライズXへ、アンリ・カルティエ=ブレッソンのドキュメント映画「アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶」を見てきた。

アンリ・カルティエ=ブレッソンと言えば。20世紀を代表する写真家だ。ライカと50mmで撮影された作品は、一瞬の出来事を完璧な構図で捉えている。
私が最も影響を受けている写真家のひとりだ。

ブレッソンの映画は、それまでにもサラ・ムーンが監督した「アンリ・カルティエ=ブレッソン 疑問符」があり、私はビデオで持っているが、こちらは映画自体がアートになっている。
それに対し、「瞬間の記憶」は、ストレートなドキュメントだ。作品についてブレッソン自ら語っているのが興味深かった。

ブレッソンの作品は、写真展や写真集などで何度も見てきている。しかし何度見ても飽きるということがない。何度見てもまた見たくなる。
かつて「写真は自己の知性と目と心情を同軸上に置くこと」と語ったブレッソン。それが「決定的瞬間」なのだ。

鷹の目とビロードの手を持つブレッソンは、私にとって永遠の憧れだ。
by fujiitomohiro | 2006-06-14 20:50 | アート

展覧会

今日は展覧会三昧。

まずは品川のキヤノンSタワーへ行き、
デジタル侍 写真展「風林火山絵巻」
を見た。
デジタル侍は、岡嶋和幸さん、川合麻紀さん、小林義明さん、土屋勝義さん、豊田直之さん、吉田繁さんによるデジタル写真家グループだ。
キヤノンEOS DIGITALとキヤノンの大判プリンタ、ImagePROGRAFで出力した作品は、デジタル写真の可能性の大きさを感じさせるものだった。

その後、東京駅まで移動し、ツァイト・フォトサロンでマイケル・ケンナの写真展を見た。
マイケル・ケンナのオリジナルプリントを見たのは、もしかしたら初めてかもしれない。
シンプルな構図、雪のトーンは独特の世界を感じさせる。
また写真でありながら、不思議と絵画の素描にも見えたのが面白かった。

そしてツァイト・フォトサロンのすぐ裏にあるブリヂストン美術館へ行った。
ブリヂストン美術館では、6月4日まで石橋財団50周年記念として「雪舟からポロックまで」を開催している。
ルノワールやモネ、ピカソやマティス、レンブラント、藤田嗣治、黒田清輝など、そうそうたる画家の作品が並んでいる。
そして雪舟の「四季山水図」が見れたのは貴重だった。

さすがに展覧会をハシゴすると結構疲れたが、たくさんの刺激を受けた一日だった。
by fujiitomohiro | 2006-05-31 21:36 | アート

見に行かなくては

私の大先輩である、那和秀峻さんが月刊カメラマン誌に連載しているページ「有名写真家が愛したカメラたち」。
今月6月号はアンリ・カルティエ=ブレッソンだ。
内容は誌面を読んでいただくとして、そこに紹介されているのが、ブレッソンのドキュメンタリー映画
「アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶」
だ。すでに5月20日から渋谷の映画館で公開されている。

ブレッソンのドキュメント映画は、写真家でもあるサラ・ムーンが監督した作品「アンリ・カルティエ=ブレッソン 疑問符」がある。
私はビデオで持っていて、何度も繰り返し見ている。映画自体も芸術性が高い作品だ。

今回の映画は、ハインツ・バトラーというスイスの映画監督らしい。芸術家のドキュメンタリー映画を撮っていて、アルベルト・ジャコメッティの映画もあるようだ。
また出演は、ブレッソンの他にエリオット・アーウィットやジョセフ・クーデルカも登場している。
どちらもとても好きな写真家だ。

一般的には地味な映画なので、すぐ終わってもおかしくない。
早く見に行かなければ…と思っているのだが、仕事が一段落するまで難しい。
せめて今月いっぱいは上映していますように…。

そういえば銀座のライカギャラリーでもエリオット・アーウィットの写真展が開催中だ。
こちらもまだ見ていない。
早く見に行かなければ…。
by fujiitomohiro | 2006-05-25 21:11 | アート

ブルガリア

昨日は上野周辺を撮影した。朝から夕方まで。
これだけ長時間撮影したのは久しぶりだった。2月のイタリア以来だろう。
楽しい一日だった。

今日は新宿へ写真展を二つ見てきた。
まずは西口の野村ビルのギャラリーへ、「旅するアジア 〜ミャンマー2005〜」を見た。
写真家、渡部さとるさんと渡部さんのワークショップに通われた方々が、昨年行ったミャンマーで撮影した作品のグループ展だ。
ここには、私のサイトにも来てくださるアマチュア写真家、KAMEYAMAさんも参加されている。
ひとくちにミャンマーと言っても、参加されたそれぞれの視点で独特な国家を捉えているのが面白かった。

それから東口へ歩き、コニカミノルタプラザへ写真家、中藤毅彦さんの「From Bulgaria」を見た。
中藤さんとは、ずっと名前も作品も知っていた(お互いに)のに、なぜかお会いする機会がなかった。
だが今回は、ようやくご本人と会うことができた。
思えば、中藤さんの写真展を拝見するのもはじめてだったかもしれない。
オリジナルプリントは、昨年に先ほどの渡部さとるさんを取材した際、事務所に中藤さんの作品が飾られていたのを見ている。
その時、渡部さんは「中藤さんの作品は、オリジナルプリントで見るのがいいですよね。この感触は印刷では伝わらないんですよ」と語っていたのを覚えている。
たしかにそれは感じる。
ISO1600の高感度フィルムを使い、コントラストの高い仕上がりだが、ハイエストライトからディープシャドーまでの階調は実に豊かだ。
ただ単純にコントラストが高いだけではないのだ。
銀粒子のひとつひとつが光と時間を捉えているように感じる。写真に厚みがあるのだ。

作品を拝見した後、中藤さんと少し言葉を交わした。
印画紙の話にもなり、今回使用した感材も教えていただいた。
なるほど。さすがだ。私には使いこなせていなかったことがはっきりわかった。
今度試してみよう。

また私はブルガリア自体にも興味があった。
ブルガリアはいつか行ってみたい国のひとつ。
そのきっかけとなったのは、ブルガリアの民族音楽だ。
中学生か高校生の頃に聴いた、ブルガリアの民族音楽があまりにも衝撃的だった。
不協和音によるコーラスは、それまで聴いたことがなかった。
それは私が生まれた年と同じ1968年に録音された、アメリカ、ノンサッチレーベルのレコードだ。
「Village Music of Bulgaria」
「Bulgarian Folk Music」
の2枚。そのレコードは何度も聴いた。
さらに数年後、2枚が一緒になったCDを偶然見つけ、すぐ購入した。
レコードから無理矢理CDにしたようで音は悪いが、CDで聴けるのがうれしかった。
当時日本で「ブルガリアンヴォイス」として別の女性コーラスのブルガリア民族音楽CDが発売され人気があったが、私はこちらの方が土臭い感じがして好きだった。
こんな素晴らしい民族音楽がある国を見てみたい。
私がブルガリアへ行ったら、どんな作品が撮れるだろうか。その日を楽しみにしていよう。


昨日撮った上野のスナップ。天候は曇りだったが雨が降らなくてよかった。


「Village Music of Bulgaria」「Bulgarian Folk Music」の2枚のアルバムが一緒になったCD。同じ音源が別のCDで日本から発売されていると思うが、それでも音の悪いこのCDは大切にしている。
by fujiitomohiro | 2006-05-15 22:43 | アート

藤田嗣治展

昨日、国立近代美術館へ、「藤田嗣治展」に行ってきた。
藤田嗣治は、戦前から戦後にかけて日本はもちろん、パリで活躍した画家だ。
モディリアニら「エコール・ド・パリ(パリ派)」の代表的な画家として名声を得た。
「乳白色の肌」の人物画はとても美しい。白の中にグラデーションがあり、人物に立体感がある。
また繊細な輪郭線もきれいだ。

藤田嗣治は晩年に日本を去り、フランス国籍を取得し、キリスト教徒になった。
長年フランスに暮らした藤田だが、その作品は日本画を思わせるものも多い。
私が藤田嗣治の作品を初めて見たのは、たしかブリヂストン美術館だと思った。
そこで洋画でありがながら日本画のような藤田の作品に惹かれた。
その時は絵画のことはほとんど知らなかったが、藤田嗣治の名前だけは記憶に残っていた。

久しぶりに絵画を堪能した一日だった。
by fujiitomohiro | 2006-04-15 23:49 | アート

Ants

富士フォトギャラリー五反田へ、女性ネイチャー写真家、吉住志穂さんの写真展「Ants」を見に行った。
草花にとまるアリを撮った作品だ。花や様々な虫を撮った作品はよく見るが、アリにスポットを当てているのは珍しい。
小さなアリの世界がマクロレンズで美しく捉えられているのが面白かった。
この写真展は、今月14日まで開催されている。

吉住さんとは、まだ彼女が写真学生だった頃から知っている。
その後、竹内敏信さんの事務所を経て、現在はまだフリーになったばかり。
しかしカメラ雑誌や撮影講師などで活躍している姿を見ると、私もうれしくなる。

帰りは新宿に寄り、USB2.0のPCIボードを買った。
私がメインで使用しているパソコン、Power Mac G4のUSBは1.1。
高速インターフェースはFireWire(IEEE1394)しかない。
USBが2.0だったら、もっと便利なのに、と思っていたら、MacOSは10.2.8以降はUSB2.0をサポートしているらしい。
そこで、USB2.0のボードを入れてみることにした。
まだ実際には入れてないものの、ちょっと楽しみだ。

また印画紙用の現像液と定着液も買った。
土曜日か日曜日は、久しぶりにモノクロプリントをする予定だ。
by fujiitomohiro | 2006-04-12 21:31 | アート

大阪までは…

マグナム・フォト東京支社のホームページを覗いてみた。
そこで3月11日から4月16日まで、大阪のサントリーミュージアム[天保山]で「アンリ・カルティエ=ブレッソン展」が開催されていることを知った。
http://www.magnumphotos.co.jp/ws_exhibition/hcbosaka.html

ブレッソンは私が最も好きな写真家のひとりだ。
何度も写真展に行っているが、開催される度に会場へ足を運んでしまう。
しかし今回はブレッソンの作品をコレクションしている大阪芸術大学グループ創立60周年記念の写真展なので、東京で開催されることはない。
見たいが、さすがに大阪まで行くことはできない。
いつかまた東京でブレッソンの作品が見れる日を待っていよう。
by fujiitomohiro | 2006-04-11 13:50 | アート

写真展

コニカミノルタプラザへ、カメラ雑誌でもお馴染みの写真家、大浦タケシさんの写真展、「盆地〜もうひとつの記憶」を見てきた。
6X6のカラーネガで撮影され、イマコンのスキャナでデジタルデータ化してインクジェットプリンタで出力された作品だ。
イマコンのスキャナやプリンタの性能もあるのだろうが、実にトーン豊かな美しいプリントに仕上げられていた。

大浦さん(ウラさん)は、先日のアメリカでも一緒に行動することが多く(ウラさんはA誌の依頼。私はN誌の依頼)、親しい写真家仲間のひとりだ。
だいたい、会って別れる時は「また一緒に飲もうね」である。
ウラさん、本当にまた飲みましょうね。日本には焼酎があるし(笑)

なお、コニカミノルタプラザは継続されるらしい。少なくとも今のところは。
ウラさんの写真展の後、調子が悪かったフィルムスキャナ(ディマージュスキャンエリート5400)の修理と、銀塩AF一眼レフでは最も気に入っているα-9、α-9Tiの整備点検を出しにサービスセンターに寄ってきた。
そこでミノルタ時代からお世話になり、現在ギャラリー担当のAさんに偶然お会いして、その話を聞いた。
まだコニカミノルタプラザは続くので、写真展を開催したい人は、どんどんチャレンジしましょう。

昨日はようやく確定申告の書類を提出できた。
昨年、一年間の仕事がやっと終わった気分だ。
by fujiitomohiro | 2006-03-14 19:52 | アート

縦位置

家の中である本を探していたら、ふと1冊の写真集を手にした。
ジャンルー・シーフの写真集だ。
たしかすでに閉館した東京写真文化館で開催された、ジャンルー・シーフの写真展を見に行った時に購入したと思う。
写真集というより図録のようなものだ。

ジャンルー・シーフは好きな写真家のひとりだ。
しかし最近は写真集を広げてなく、久しぶりに作品を見た。
人物が中心で、イヴ・サン・ローランやカトリーヌ・ドヌーブなどの著名人や、ロベール・ドアノーが片手にニコンFフォトミックをぶら下げているポートレートまである。

スタジオで撮られているのは正方形の画面なので、ハッセルブラッドかローライフレックスだろう。
長方形はライカかニコンかな。
ジャンルー・シーフは広角レンズの使い方が抜群に上手く、私は強く刺激されている。

パラパラとページをめくっていると、あることに気付いた。
正方形の画面には横位置も縦位置も関係ないが、長方形には横と縦が存在する。
ジャンルー・シーフの作品の多くが縦位置なのだ。
たしかに頭の中で思い出す作品も縦位置ばかり。
彼は縦位置が好きだったのだろうか?それとも写真が雑誌等に掲載されることを考えて、あえて縦位置にこだわったのだろうか?

私も縦位置で撮ることが多い。
意識して縦を多くしているわけではないが、被写体と出会った時に直感的に縦で構図をイメージする傾向が強いようだ。
カメラはもともと横位置で安定するように作られているので、昔はどうやって縦でしっかりホールディングできるか研究したものだ。
しかしカメラ雑誌の作例撮りでは、横位置を中心にレイアウトされることが多く、無意識に縦位置ばかりで狙っていて、後でそれに気付いて慌てて横位置の写真を撮ることもある。
もしかしたら、私は縦位置好きなのかな。

写真は(絵画もそうだが)横位置ばかりでない。
つい横位置で撮ってしまう人は、意識して縦で狙ってみてはどうだろう?
表現の幅が広がるかもしれない。
被写体を前にして、瞬間的に横か縦か選択するのは意外と難しいのです。
by fujiitomohiro | 2006-01-20 23:27 | アート
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写真や旅、日記など。


by fujiitomohiro
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