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カモ

私が海外へ行った回数は15回ほど。訪れた国は13カ国くらいになります。
ずっと何事もありませんでしたが、今回、初めて危険な目に遭遇しました。
スリ集団に襲われたのです。
場所はプラハ。地下鉄A線でした。

プラハに1週間滞在した私は、旅の終わりに列車でドイツのドレスデンへ移動して2泊。
そして帰国はプラハからなので、再び1泊するためにプラハへ戻ってきました。

列車でプラハ-ホレショヴィツェ駅に到着し、地下鉄C線でムゼウム駅へ。
そこからホテルがあるデイヴィッツカー駅へ向かおうと、地下鉄A線へ乗り換える時でした。
時刻は夜の8時頃。

私が地下鉄に乗ろうとすると、5〜6人の若者(女性も1人いた)が先に乗りました。
そして、まるで通せんぼするように、ドアの前にいます。
「あれ?電車が混んでいるのかな?」
と、何となく不思議に思いながら乗ろうとしたら、その若者の1人が私のスーツケースを持って、車内に引っ張り込みます。
「ん?手伝ってくれているのかな?」
と、また不思議に思っていると、その若者たちに、私はすっかり囲まれました。

そして四方八方から私に向かって手が伸びてくるのです。

こうしたスリ集団に遭ったことがない私は、いったい何なのかワケわかりません。
その時、頭で考えるより先に、体が反応しました。
スーツケースごと、目一杯1人の男を押して、そこから脱出したのです。
ちなみに、周囲の乗客は見て見ぬふり。

その集団から離れてから、初めて自分がスリに遭ったことに気付きました。
慌ててブルゾンのポケットやバッグのポケットを探ると、幸い何も盗られていませんでした。
常に海外へ行く時は、「もしも」を考えていたので、それが効果的でした。

いや、実はひとつだけ盗られたものがありました。
ブルゾンの内ポケットに入れていた「ホカロン」です。
寒かったので、内ポケットにホカロンをポンと入れておいたのです。
スリたちは、内ポケットに財布を入れていると思っているようで、しかもホカロンが財布だと勘違いしたのでしょう。

周囲の乗客が「プッ」と笑っているので、スリたちを見たら、ホカロンを手に「何だコレ?」という顔をしていました。
きっと、スリ防止のダミーの財布と思ったのかもしれません。ひとりの男が私に向かって、「上手くやったな!」というようにニヤッと笑って親指を立てました。
そして、わざわざそのホカロンを返しに来たのです。

スリたちは次の駅で降りて、また反対の路線へ乗ったのでしょうか、消えていきました。

プラハの地下鉄にはスリ集団がいることは知っていましたが、まさか私が狙われるとは思ってもみませんでした。
夜になると急に人が少なくなる地下鉄。そしてひとりで大きなスーツケースを引きずり、カメラバッグにパソコンやフィルムが入ったリュックを提げて動きが鈍い私は、スリ集団にとってネギをしょったカモだったようです。

盗られたものが何もなかったとはいえ、ショックで頭の中は真っ白。
ホテルにチェックインしてからも、しばらく心臓がバクバクでした。

改めて注意することの大切さを認識させられた旅でした。

写真はプラハの地下鉄A線の車内。
c0030685_2201085.jpg


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by fujiitomohiro | 2007-02-21 22:00 | チェコ  Czech Republic
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フォトグラファー。カメラ専門誌の撮影や執筆、企業や店舗の撮影、セミナー講師等をしています。公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員。NHK文化センター講師。お仕事のご依頼はホームページ http://www.fujiitomohiro.com/に記載のメールアドレス、またはTwitterのDMからお願いいたします。


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