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Mickey Mouse

何カ国か海外に行って、面白いのが空港の出入国だ。
国によって、それぞれ対応が異なる。
僕が訪れた国の多くは、パスポートを見せるだけで質問は何もなく、
パスポートにスタンプを“ボン!”と押してくれるだけで終わる。
香港やイタリア、ドイツなどがそうだった。
またちょっと質問があったのはベルギーだったが、大してやりとりすることなく、すぐ終了。

フランスはパスポートの顔写真をチェックするだけで、スタンプすら押そうとしない。
こっちが「押して!!」とジェスチャーすると、係員は「しょ〜がねぇ〜なぁ〜」と面倒くさそうに“ボン!”と押してくれる。
これが出国する時も同じなのだから変な国だ。

僕が訪れたヨーロッパの国の中で、やっかいなのはイギリスだ。
「仕事か?遊びか?」とか「何日滞在するんだ?」「滞在先はどこだ?」
などと結構しつこく聞いてくる。
ただイギリスを訪れる前、ネットやガイドブックで調べると、
「泣く子も黙る入国審査」
と言うほど厳しいと書いてあったが、実際はそこまでではない印象を受けた。
そのくせ、出国する時は何もなし。
いつ出国したのかわからないくらい、あっけなくゲートの前にたどり着く。
パスポートに出国のスタンプが押されることもない。
簡単には入れないが、出るのはご自由に、という国だ。

このイギリスより数倍やっかいなのがアメリカだ。
僕は一昨年ラスベガスに行って、成田空港に帰ったら、スーツケースが壊されていた経験がある。
スーツケースにカギをかけていると、セキュリティチェックでカギを壊してでも中身を調べるのだ。
どうやら“9・11”から、こんな異常な行動をとるようになったらしい。
幸いスーツケースは、損害保険に入っていたおかげで新品になったが…。
今回はスーツケースにカギをかけずにチェックイン。
いったい、何のためのカギなのかワケわからん。
もし中身が盗まれたらどうするつもりなのか?

アメリカは到着するまでも、入国カードやら税関カードなど、やたらと記入するものが多い。
イタリアやドイツなんて、入国カードすらないぞ。
今回は、まずはヒューストンの「ジョージ・ブッシュ・インターナショナル・エアポート」に降りる。
うーん、すごい名前の空港だ。さすがテキサス。
オーランドに行く前に、ヒューストンで入国審査を受ける。
「そう言えば、ラスベガスの時はいろいろ聞かれたっけな」
と、少しビクビクしていると、自分の番がやってきた。
この関門を超えないと、フロリダには行けない(笑)
恐る恐る記入したカードを提出した。すると係員はカードを見て…

係員「Florida?」
僕「Yes!」
係員「Mickey Mouse?」
僕「Ye〜〜s!」

と大きな質問はこれだけ(笑)
あとは「何日滞在するのか」を聞いて終わり。
やっぱりフロリダと言えばディズニーワールド。ミッキーマウスなのね。
本当はミッキーに会いに来たわけじゃないんだけど、まぁ、なんでもいいや。

と、これで終わればいいのだが、まだ先があった。
外国人は指紋を採取して、顔写真を撮られるのだ。
左手の人差し指、次に右手の人差し指を機械で採取され、写真を撮られて終了。
まったく大変な国だ。

入国は無事にできて、あとはオーランドまで国内線に乗り換えて、現地で取材するだけ。
だが国内線に乗る時も、またもやセキュリティチェック。
手荷物を検査機に通すのだが、ノートパソコンはバッグから出しておくのがお勧め。
さらに「ベルトは?」と言われて「してませーん」と答えると、今度は「靴は?」と聞いてくる。
僕が履いている靴を見せると、「靴も脱いで通せ」と言われた。
空港で靴まで脱がされるのはアメリカだけだ(怒)

帰りは入国ほど大変ではないと聞いていて、ちょっと安心していた。
早朝にオーランド国際空港でチェックイン。
今度はニューアーク空港を経由して日本に帰る。
オーランドのセキュリティチェックでは、さっさと靴も脱いで終了。
ニューアークでもセキュリティチェックが待っているんだろう…と覚悟していると、
何もないままゲートにたどり着いてしまった。やはり帰りは楽なのか?
…と思っていると、ゲートの前で「日本に戻られるお客様は、パスポートと搭乗券を見せてください」
とのアナウンス。見せると「指紋と顔写真は終えましたか?」と聞かれた。
入国の時に済んでいるはず、と思ったら、なんと出国の時も必用なんだとのこと。
指紋と顔写真をキオスクマシンで採取し、「US-VISIT」の紙をもらった。

これで無事に飛行機に乗れるな…と安心していると、搭乗が始まった。
すると今度は「スキャンしたか?」などと聞いてくる。
なんと搭乗前に係員が専用のスキャナを持ち「US-VISIT」の紙をスキャンするのだ。
そしてスキャナに指を載せて、再び指紋を調べる。
どうやら「US-VISIT」の紙に記録された指紋情報と、実際の指紋が合っているか確認しているようだ。
これをパスして、ようやく飛行機に乗ることができる。
ふぅ〜、おつかれさま。

それにしても、係員も面倒だろうなぁ。
今でも異常と言える空港でのチェック。
Mickey Mouseの国は、人を疑うことしかできないようだ。
by fujiitomohiro | 2005-02-25 01:08
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フォトグラファー。カメラ専門誌の撮影や執筆、企業や店舗の撮影、セミナー講師等をしています。公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員。NHK文化センター講師。お仕事のご依頼はホームページ http://www.fujiitomohiro.com/に記載のメールアドレス、またはTwitterのDMからお願いいたします。


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